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メリークリスマス!!

Happy Xmas !




臥町堂にて


桐島 「早いな。もうクリスマスか」

日生 「そうだね」

桐島 「一年が過ぎるのなんてあっという間だな。特に今年は早く感じたわけだが」

日生 「色々あったしねぇ」

桐島 「そうだな」

日生 「…………」

桐島 「…………」

蒼  「…………(もぐもぐ)」

桐島 「おい、蒼。寿司ばかり食っていないで、お前も何か喋れ」

蒼  「何を語れというのだ」

桐島 「何でもいいぞ。とにかく、この雰囲気を払拭してくれ」

蒼  「寿司が美味い」

桐島 「…………はあ」

日生 「はあ……。クリスマスというのに何で男だらけでこたつに身を寄せ合ってるんだろう……。ロマンチシズムの欠片もない」

桐島 「同意見だ」

日生 「本来なら、お嬢と二人きりで過ごしてるはずだったんだけどな……」

桐島 「言うな。ここでこうしていることが虚しくなってくる」

千代 「わああああ!! 七葵君! 七葵君!! 凄いよ!! 本屋さんが綺麗に飾り付けてある!! きらきらだよ!! 凄いや!!」

桐島 「こいつだけはいつも元気だな……」

蒼  「装飾は私が担当した」

千代 「蒼さんがですか!? 凄いです!! じゃあ、この美味しそうなケーキやお寿司やチキンは誰が!?」

蒼  「寿司とチキンは出前だ」

桐島 「ということは、このケーキは手作りか?」

蒼  「ああ。紗夜が今日の為にと持ってきたものだ」

千代 「手作りだなんて、流石、お嬢さんだ!!」

桐島 「八割方、宮沢が作った(手を貸した)ものだろうな……」

日生 「だろうね。綺麗すぎる」

桐島 「というか、遠野と遠野兄はどうした?」

蒼  「あの二人なら遅れると言っていた」

桐島 「まったく……何をしてるんだ」

日生 「イチャイチャ?」

桐島 「…………」

日生 「というのは冗談だけど」

桐島 「冗談に聞こえん」

千代 「お嬢さん達、早く来ないかな~」

日生 「とりあえず、先に乾杯しようか」

桐島 「そうだな……」

千代 「乾杯か~。いいなぁ。クリスマスには『しゃんぱん』っていうのを飲むんだよね?」

桐島 「俺達未成年はアルコール禁止だ。って、日生、お前は何を飲もうとしてるんだ」

日生 「え? ミネラルウォーター」

桐島 「……いくらなんでも味気ないんじゃないか?」

日生 「良いじゃないか。シャンパンも良いけど、どうせなら恋人と飲みたいしね。この面子で気取ってもしょうがないし、自分の好きなものを選択するよ」

千代 「そうだよ! 七葵君だって烏龍茶じゃないか」

桐島 「さり気なくツッコミどころがあったが、まあいい……」

日生 「蒼さんはシャンパンですか?」

蒼  「違う。ウォッカだ」

桐島 「渋いな」

千代 「俺は乾杯するフリをするね!」

日生 「じゃあ、飲み物も揃ったところで……」

蒼・日生・桐島・千代「「Merry Christmas!」」

?? 「ちょっと待って下さい!!!!」

桐島 「この声は……」

十夜 「やあ」

紗夜 「皆さん、お待たせして申し訳ありません!」

千代 「お嬢さんとお兄さん!!」

日生 「遅かったね」

紗夜 「すみません……。少々手間取りまして……」

蒼  「もう寿司はないぞ(むしゃむしゃ)」

十夜 「お前はまた寿司ネタか」

日生 「でも、ケーキはまだ誰も手を付けてないよね。全員揃ったことだし、改めて乾杯しようか」

桐島 「ああ、そうだな」

千代 「はい!」

十夜 「紗夜、その前にあれを渡さなくても良いのかい?」

紗夜 「あ、そうですね……」

がさごそ

千代 「どうしたんですか? お嬢さん」

紗夜 「ふふふ。今日は皆さんの為にクリスマスプレゼントを持ってきました」

日生 「へえ! それは凄い。楽しみだな」

桐島 「……おい。まさか、それを用意する為に遅れたんじゃ……」

紗夜 「…………」

桐島 「目を逸らすな! こっちを向け」

日生 「まあまあ、良いじゃないか」

十夜 「桐島君。紗夜も悪気があったわけじゃないんだ。どうか、許して欲しい」

千代 「そうだよ、七葵君。お嬢さんは皆の為を思ってやってくれたんだ。それなのに怒るのは可哀想だよ!」

桐島 「何で俺ばかりが責められるんだ!」

蒼  「それで、そのプレゼントとやらは一体何なのだ?」

紗夜 「はい! 私と兄さんの愛の記録です!」

日生 「…………」

桐島 「…………」

蒼  「ほう。自作の本か」

紗夜 「ええ。折角ですので、製本しようと。けれど、思ったより時間がかかってしまいました……」

蒼  「内容はどうなっている?」

紗夜 「私と十夜兄さんがどれ程互いに愛し合っているかが分かる、美しい愛の物語です」

日生 「へえ」

桐島 「…………」

紗夜 「ちゃんと一人一冊ずつありますよ、はい、日生先輩どうぞ」

日生 「ありがとう、嬉しいよ」

紗夜 「桐島先輩もどうぞ」

桐島 「ああ……」

千代 「わあー。いいな~」

紗夜 「ふふ。千代さんにもちゃんと用意しています」

千代 「え、本当ですか!? わあ! ありがとうございます!! 俺、すっごく大切にしますね!!」

十夜 「お。蒼は早速読むのかい?」

蒼  「ああ」

紗夜 「ふふ。皆さんに喜んでもらえたようで良かったです。ねえ、兄さん?」

十夜 「そうだな、紗夜」

日生 「…………」

桐島 「…………はあ」

紗夜 「あら、どうしたのですか? 桐島先輩」

千代 「七葵君、大丈夫?」

桐島 「いや……」

日生 「お嬢、桐島君は疲れてるんだよ」

紗夜 「まあ……」

十夜 「それは大変だ。是非、この本を読んで癒されて欲しい」

桐島 「いえ、読んだら今以上に疲弊するので遠慮します」

紗夜 「ふふ。本を読むと集中するので疲れてしまいますものね」

日生 「僕、お嬢のそう言うところ好きですよ」

紗夜 「ありがとうございます」

日生 「では、素敵なプレゼントももらったことだし、そろそろ乾杯しようか」

紗夜 「そうですね」

日生 「では、改めまして……」

全員「「Merry Christmas!」」


十夜と紗夜の愛のメモリーを読む(※ネタバレ有)


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